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反乱
ここ数年、夏になると甲府盆地の各地は40℃を超える暑さで話題になる。夕方のニュースで日本列島で最高気温という報道が流れる。夏は全国でも有数の酷暑の地らしい。盆地の南に住まいする我が家も然り。扇風機でしのぐのだが、大暑訓練をしているような有様だ。
一昨年、息子夫妻が乳飲み子を連れてやってきた。あいにく帰郷した日が40℃近くになった日だった。夜になったら乳飲み子がぐったりした様子でかなり心配した。熱中症の初期症状ぐらいだったかもしてない。あわてて次の日電気店にエアコン設置を頼んだら、もうこの時期にはありませんよとの返事。
今年の夏も帰郷するとの連絡があったものだから、懲りて山梨の家には行かないと言われては困ると思い大枚をはたいてエアコンを設置した。設置したら向こうの都合で来なくなった。結果的には高齢者と言う分類に入った私たち夫婦のために役だった。
二年前の冬、朝起きると目の前は雪の壁。1m40㎝の大雪が積もった。スコップで雪を掻き分け道路まであけるのも一苦労であった。70年生きた私も初めて体験した大雪だ。数日間山梨は陸の孤島となった。豪雪地帯の苦労を身を持って知った冬だった。
今年も日本各地で異常気象が続き、災害も多かった。事例を挙げれば枚挙にいとまがない。その度に50年に一回、百年に一回あるかないかの災害だと記事に載る。世界に目を向けても異常気象の影響は各地で報告されている。北極の氷山が崩れていく。シベリアの永久凍土が融ける。氷河が縮小する。南の島では水没するところも出てくる。これらいろいろな異常気象の現象は地球温暖化に由来するところが多い。しかもここ数十年の温暖化現象は人間が生みだしたものと言うのが世界の常識になっている。
古来より人々は一所懸命背伸びをしてきた。豊かな生活を創ろうと苦労を重ねてきた。しかし、人間は驕り昂ぶり度を超えた営みを地球に課してしまった。天まで届かんと築いたバベルの塔は、人々の驕りと昂ぶりを罰するため人々の互いの言葉を不通にし、塔は未完のまま 残された。私たち現代人の仕業は神からの罰せられないか。いや、その前に地球が異議申し立てをしている。