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A&K

三歳までは神の領域であるとどこかで聞いたような気がする。

神はこの世の人たちを喜ばせ、困惑させるためにエイリアンを使わせたのではないかとも思う。

自分たちが子育ての頃は夢中で過ごしたためか、上記のような感想を持った記憶はない。「這えば立て、立てば歩めの親心」で、ともかく人としての成長を願いながら慌ただしく育児をこなしてきた。

エンジェルKは小さな翼をつけて、駆け下りてきた。

神と人とをつなぐ架橋としてやってきた。

肉食恐竜のティラノサウルスや人をも襲うほおじろざめや昆虫の王者のカブトムシを引連れやってきた。頭上にカラスを飛ばし、ケロケロッピを載せやってきた。

やんちゃな天使は時に乱暴もはたらき親をハラハラさせた。

天使は人ではない。神の御使いだ。暴れ天使も神のうちだ。お許しあれと言わんばかりの躍動だ。

観音Kは美と媚を携えて舞い立った。

千手の手に赤いバラの花、白い百合の花、紫の藤の花、黄色いたんぽぽの花と色とりどりの花々をかざし、Kanonの響きよろしく歌い舞う。

小さな観音様はハクチョウが好き、ウサギが好き、ハトも好き、テントウ虫も好きと言う。

白いもの、可愛いものが好きなのと言う。

人々と悦びを分かつためにこの世に現れた。媚の美神は現れた。

(2014年春陽展出品)